【大冒険】ウガンダの旅がディープすぎた話 ※第3部

こんにちは。ザンジバル のMisatoです。

今日でとうとう長かったウガンダの旅話も終わりを迎えます…
最後の最後まで気が抜けなかった今旅の終わりをぜひ楽しんでいってください。

行きも使ったジャガーバスに乗るため、朝7時半にOM Hostelを出発。
なんだかんだ大変だったけど、とっても満足感のある宿だったな、と思いながら
アンドリューと一緒にボートに乗り、バス乗り場に向かいます。

カバレという街までついて、ジャガーバスに乗りたい!とチケットのお兄さんに伝えると
「もうこの便は満員だよ!」
とのこと。

はああ〜まじかあ〜
と内心思いながらもここでへこたれてはいけないのがアフリカ旅。アンドリューのお友達も運よく一緒のバスに乗流とのことで、アンドリューとはここでお別れ。

「次に来る場バスを待て」
との指示。ですがここでいつバスが来るのかわからないのもアフリカ。
バスを見逃すともうカンパラに着くのが深夜になってしまうので、なんとかそれらしきバスに友達も乗車。かれこれ満員になるまで2時間待ち、10時半ごろにカンパラに向けて出発をしたのでした。

私たちが乗車したバスは、オレンジ色のジャガーバスとは違うバス。
なんだか怪しい・・・
この予感が当たることになるとは思いもしなかったのです。

もううんざり!なアフリカバス

さて、無事に?乗客を載せ走り出したバスですが、途中で様子がおかしいことに気づきます。
「このバス…各街停車…??しかも、各街に15分くらい止まるな…」

そうです、満員だからと言って次に用意されたバスは、なんと新幹線で言う「こだま」のようなバスだったのです。しかも、各街に停車する時間は全く予想がつきません。発車しようとしても、街の人々がバスの側面をドンドン叩き、「俺の荷物をのせろ!野菜を運んでくれ!」と次々と注文をつけてきます。

おいおいおい…これはすごいバスに乗ってしまったな…泣

やっと発車したと思っても、7分〜8分ほど乗ったらまた停車。
いやいや…これは本当にまずい。今日のうちにカンパラにつかないといけないのに。

アンドリューの友達も、途中の町で下車予定だったのですが、あまりのバスの遅さに頭を抱えまくってうなだれていました。
「本当にクレイジーだよ、このバス…」

アフリカ人が言うんだから、本当にクレイジーなのです(笑)

さて、不安に思いながら地図アプリを見てみることにしました。

「え!!!!!待って待って待って、出発から2時間でこれだけしか進んでないの!本当にやばい!!!」

皆様に伝わるでしょうか、この絶望感。
本当に危機感を感じた私は、作戦を練ることに。

このペースでは絶対このバスは今日中にカンパラにつけないな…
ここから個人タクシーに切り替えるか?
それとも別のバス会社に乗り換えるか…

うなだれているアンドリューの友達に聞いてみました。
「どこかでタクシーに乗り換えられないかな?」
『多分厳しいよ』
「他のバスには乗り換えられるところある?」
『うーん、この先僕が降りるところでグローバルって言うバスがあるんだ。そのバスならすごくいいからもし乗り換えるならその方法かな』

その街までもあと1時間かかりますが、仕方ない。
「よし、ごめんだけどそのバスに帰るからバスターミナルまで案内してほしい><」

と言う感じで、途中の町「ムバレレ」でバスを乗り換えることにしました。

今後アフリカ旅をする方にお伝えすると、
・何かが起こったときに「次どんな手があるか」
を3-5分で考え行動に移すのがアフリカ地域ではとっても大切になります。
「何も起こらない」ことなんてないのがアフリカ旅なので、臨機応変力が身に付く場所としてはある意味とってもおすすめです。

 

結論:乗り継ぎをしてよかった!

ムバレレという街につき、友達に案内してもらいバスターミナルへ。
バスの外観を見ると「しっかりしてそう」な感じがして一安心。

『このバスは、絶対さっきのバスをどこかで追い越すから。安心して』
と友達。
まあ信じるか信じないかは迷いましたが、友達のいうことを信じることに。

さてさて、まだここから300km近く残っています。この時点で時刻は15時を回っていました。

動き出したバス。今までのバスとは比べ物にならないくらいスピードアップしてドンドン車を追い越して行きます。
「友達を信じてよかった…泣」
一安心しながらバスに乗っていましたが、カンパラ 近くに入った途端、異変が!

「なんだこの渋滞は…」
カンパラ手前の町からカンパラ にかけてひどい渋滞が。
これが結構アフリカあるあるで、急発展した都市ほど人口増加とともに道路の拡張が追いつかずこのように渋滞になるのが日常茶飯事なのです。
結局、渋滞を抜けるのに2時間。すでに時刻は21時を回っていました。

「あれ…私はバスに乗って12時間経ったんだ…」
若干絶望しながらも、なんとかカンパラに辿り着き、宿に行くことに。

まだまだ続くドタバタ劇

もう何も起こらないだろう…
早く寝たい…

そう思いながらバイタクの兄ちゃんに行き先を伝えたところでした。
『ん…!?聞いたことないな』
全くもって行き先が分からない様子。
自分の充電も流石に12時間耐えきれず、残りが10%になりあまり開きたくなかったので
「Google Mapあるでしょ!あなたの携帯で開いて!」
と怒り気味で伝えると、
『んー、どれが地図アプリか分からない』

…え?あなたタクシーやってんのに地図アプリ持っていないわけ!?!?!?
疲れと怒りが限界に達しながら、自分のケータイで地図アプリを見せていると、
近くのお兄さんたちが首を突っ込んできました。
『行きたいとこはどこだ!?』
『それならな、あの道をこう行ってこう行って、あの裏手だ!』

それを聞いた兄ちゃん、納得した様子。
『あー!あそこね!了解!』

颯爽とバイクを走らせながら、渋滞でカオスなカンパラの街を走ります。

『よし!ついたぞ!場所を確認してくれ!』
と言われ、充電ギリギリな私の携帯で確認したところ…

どこ?ここ…
 『ここがバックパッカーズだよ!(青色の場所)』

と意気揚々に言う兄ちゃんを横目に、私はもはや怒り100%。

「あのさ!私こっちに行きたいんだけど!地図見せたよね!?(赤色の場所)」

『あー、こっち??全然違う方角じゃん』

「…(いや、私のセリフだし)あなたが間違えたんだから、このお金は払わないよ。ここに行って。」

『いやいや、僕は君を安全にここに届けたわけだし、お金を払わないのはなしでしょ』

はー、出た出た、と思いながらも私の怒りはマックス。

「とにかくここに行って!わかる!?ここ!!」

『わかったよ。君の支払いたい額でいいよ』

そう言いながら再出発。

途中で何度も道を確認しながら、宿に着いたのは10時。
とりあえず少しは増してお金を払うか…と思ったところ、次は
「お釣りがない」

と言われ、もう呆れてしまいました。

「もういいよ、あなたのタクシーには一生乗らないと思うから。ありがとう。」

と一言伝えなんとかドタバタ劇は終了したのでした。

後からアフリカに住む日本人の方とお話しする機会があり、このことを伝えたのですが、多分アフリカの人たち、地図が読めないのではないのかと。
確かに、言葉で場所をイメージしていたし、Google Mapを見せても全くピンときていなかったな…怒っても意味なかったか…と反省。歴史も文化も違う国と日本を比較するのは違ったな、と思ったのでした。

 

終わりに

あれ…?
実は、まだもう3個ぐらいドタバタ劇は続くのです…(笑)
ここにまとめてもよかったのですが、長くなる自信があるので、これは第4部に続きます…

もう色々ありすぎて聞き飽きた、と思うかもしれませんが、これがアフリカ。
人を成長させてくれる大地なのです…(笑)

次回はとうとうザンジバルに帰ってきます!お楽しみに!