アフリカに4回行くと、一体何が起きるのか〜アフリカ海外トラブルあるある〜

こんにちは!
ザンジバルのMisatoです。

私はアフリカが好きで、今まで4回(ケニア3回、タンザニア1回)の渡航経験がありますが、
家族や友人にも「よくアフリカなんていくよね」と毎度のように言われていました。

そのくらいハマると奥深いアフリカですが、
全て楽しい思い出だったわけではありません。

そんなわけで、今日は私の経験から
日々の小さなトラブル(もはやトラブルとは思いませんが)から
かなり大きいトラブルまで
アフリカに4回行くとこんなことが起こるよ、という
『アフリカトラブルあるある』を皆様にシェアしたいと思います!!
サングラス売りのおっちゃんぼったくられたこちらのサングラス。
自分で「絶対値段高いな...」と思いながらも値段交渉が面倒くさく仕方なく購入。

しかしながら、ザンジバルは特にぼったくりの値段が自分の想像の3倍でした笑

しかもザンジバル人同士でも騙し合うのが当たり前のようで、私と一緒にいたザンジバル人が
サングラスを買おうと値段を聞いたところ、15,000TSHとのこと。
実はサングラスは3,000~4,000TSHで購入できるのです。

「いやいや...ぼったくる額がえぐいな...」

そんなことを考えてましたが、私はザンジバル到着初日、30,000TSHでサングラスを買っていました。
しかもそのサングラスは1ヶ月も持たずに壊れています。笑

こんなことがよくあるアフリカ。
値段交渉はつきものなので、マーケットなどに買い物に行くときは下調べをしてから行きましょう。
 

トラブルレベル1:待ちぼうけ

アフリカにはポレポレタイム(ポレポレ=ゆっくりゆっくり)という言葉があります。
その名の通り、待ち合わせ時間や約束の時間に9割以上の人が遅れてきます。

1-2時間待つのなんて当たり前。

あなたの友達がしっかりしたアフリカ人でも、その先の友人や関係者の人は9割に入っているので、
一緒に1-2時間待たなければいけません。
ドタキャンも当たり前の世界なので、なるべく待つことを前提に読書をしたり仕事をしたりしながら
待つのが良いかと思います。

なお、アフリカは何に対してもハクナマタタ(問題ないさ!大丈夫!)
で解決されがちなので、自分の心も少しずつ寛容になっていくでしょう。

 

トラブルレベル2:飛行機が急に飛ばない。地獄の空港泊。

思えば一番大変だったこのトラブル。
当時世界一周中だった私は、ケニアから

・ケニア→ウガンダ
・ウガンダ→ドーハ
・ドーハ→ロンドン

と3回の乗り継ぎを計画していました。

それが、アフリカのポレポレ精神がここでも牙を剥き

・ケニア→ウガンダ
の飛行機が1時間遅れ。
なんとか間に合え...!!と願ったものの、願い届かず5時間遅れでフライトとなりました。

結果、私はこれから乗る予定だった2本の飛行機をロストしたのです。
当然こうなると思っていなかったので、宿泊先もなし。

バックパッカーがどこかで経験すると言われる「空港泊」をこの時初めて体験したのでした。

翌日新しいチケットを求めオフィスに行くも、こちらも1時間遅れでオフィスが空き、
やる気のなさそうなスタッフさんたちに舌打ちされながら新しいチケットを買い直したのでした。

英語ができなくても旅はできる!という人もいますが、
トラブルになった時に自分を守ってくれるのは自分の英語力です。
このくらいの英語力は必要なのだと身をもって実感しました。


まだまだトラブルは続き、やっと搭乗手続きへ。
なんと手荷物検査のお兄さんが私のeチケットを見て
「こんなチケット見たことない!」
「最終地のハワイってどこだ!!」
と怒鳴り始めたのです。

実は世界一周航空券のeチケットは少し特殊で、
日本出国から帰国までの全行き先が記載してあるのです。
(帰国前の最終地がハワイでした)


お兄さんはハワイを知らなかった様子。
ここまできて何なんだ...と思いながらも空港カウンターのお姉さんを呼び、
無事飛行機搭乗できたのでした。

3日間シャワーも浴びず、ベッドにも寝れずで疲労困憊だったのを覚えています。

ちなみにアフリカ国内の飛行機の機内食はこんな感じです↓

りんご...笑

こんな機内食は初めてだったので、みんなどうしているか見たら
とりあえず丸かじりしているんですよね。笑

皆さん、りんごが出てきたら丸かじりでお願いします。

トラブルレベル3:ケニアの田舎で溺れかけた話

今となっては笑い話ですが、当時は死ぬかと思ったトラブルです。笑

ケニアでボランティアをしている時に、田舎の学校の環境教育クラスがあると聞き、
ついていくことになりました。
 
当時ケニアは雨季真っ只中。

このクラスが行われている途中に、大きなスコールがありました。
ケニアの田舎の学校はトタン屋根なので、
いきなりすごい雨だなあ...と当時は思っていました。
クラスも終わり、街中のホテルにもどろうとしたその時、また突然のスコールが...!
地面はドロドロ、車もスタックしてしまいましたが、
子供たちに押してもらい何とか脱出。

しかしながら、行きにはなかった道路にいきなりこんな川が...!!
いやいや...
聞いてない...

でもここを渡れないと帰れない...

決死の覚悟でドライバーが川の中に突っ込みましたが、
川のど真ん中でスタック。笑

激しい流れの中、車の中にどんどん水が流れ込んできます...
「このまま死ぬのか?」
「窓を開けて川に飛び込むのか?」

水が膝くらいまで迫ってきた時、ドライバーの神テクニックで何とかバックで河岸に着陸。
本当にどうするかの判断が目の前に迫った瞬間でした。

でも、全てをハクナマタタで終わらせるのがアフリカの人々。
さっきまでトラブルがあったのが嘘のようなこの笑顔。
彼はこの後持っているペットボトルを川に投げ込んでいました...
(環境教育をしている立場なのに、「ゴミはいずれ土にかえる」とのこと...もう笑うしかありません笑)

どうにか一命を取りとめた私たちは川の水がひくまで待つことに。
なおどのくらい待つかは未定。これもハクナマタタ。


1時間くらいすると、近くに住む人たちもこのようにみんなやってきて水がひくのを待ちます。
待っている時にだって面白いことが起こるアフリカ。

こんなふうにラクダが通っていったり、
先住民族も一緒に待ったり、
向こう岸でおばあちゃんが水を引くための謎のダンスをしてくれたりしました。


そんなこんなで4時間ぐらい待ったあとに水がひき、
最後はみんなで歩いて川を渡りました。


その日のご飯は格段に美味しかったことを覚えています。笑


さてさて、私が紹介できたのは一部ですが、中には
・出入国のトラブル
・スパイに間違えられて警察に連行されたトラブル
・賄賂トラブル

などなど色々なトラブルがあります。

アフリカ大陸という地が私たちを成長させてくれているのではないかと思うほどです。

身を以て実感したのは、「トラブルを乗り越えるのは言語である」ということ。
聞いた話でも、その土地の言葉を話せたら言葉早く進んだ、とか
英語辞典を持っていって、その言葉でやりとりして助かった、とか

そんなことをよく聞きます。

アフリカはインターネット環境がないところもしばしば。
最後に自分の身を守るのは自分なので、英語は日常会話レベル(中学生の英語で十分です!)
でも大丈夫なので、必ず覚えてからアフリカに行くのをお勧めします!


なんだかんだ、今まで色々なトラブルに見舞われましたが、このトラブルが自分を強く
そしてたくましくしてくれたのに変わりはありません。

皆さんもアフリカに来る際はぜひ、心の準備を少ししてお越しください!