【大冒険】ウガンダへの旅がディープすぎた話 ※第2部

こんにちは。
ザンジバルのMisatoです。

今日は引き続きウガンダでのドタバタ旅行記をお話ししていこうこと思います。

第一部にて、やっとウガンダへの入国までをお話しできたので、
今日はウガンダでの滞在記をメインにしていきます。

ウガンダに入国したのが深夜だったのですが、深夜移動はアフリカでは避けたかったので
朝まで空港に滞在しました。

朝になって、首都カンパラ へ移動しその後高速バスで南西部の「カバレ」へ出発!

バスが満員になるまで出発しないというアフリカあるあるをなんとか乗り越え、
10時近くにカンパラを出発しました。

さて、ここからが長い旅の始まりです。
5時間のバス旅を終えると、次はタクシーでカバレ→ブニョニ湖という湖の近くまで30分近くの移動
タクシーの兄ちゃんたちがバスを降りた途端に
「俺だ俺だ!」
と言わんばかりに10人ほど押しかけてきて、若干キレそうになるも
冷静に値段交渉をし、タクシーを拾います。

ブニョニ湖の船着場からは、モーターボートで15~20分の移動

見てください…

朝スタートしたはずなのにもう夕方…(泣)

なんとか目的地「OM Hostel」に到着しました。
移動距離400km。移動約7時間。
いや〜、お疲れ様でした、自分。

やっとついたOM Hostelのオーナーアンドリューと初対面。
宿の案内をしてもらいました。

湖の奥地にある宿なので、当然電気や水は都市部と同じように使い放題とはいきません。
ご覧の通り、トイレはぼっとんトイレ、シャワーも青空シャワーですし、
シャワーのお湯は湖の水を沸騰させ、お水と混ぜてタンクに準備しなければいけません。
洗濯だって、湖の水で。
電気もソーラー発電です。

生活にはまだまだ不便がありますが、そこには自然が盛り沢山。
夜のキャンプファイヤーで火を眺め、
今まで見たことないほどの満点の星空を見て、
虫の声を聞いて、
湖の波の音が聞こえる。

こんな中で旅の疲れを癒しながら寝た1日目、
これまで経験したことがないほどの深い眠りにつくことができました。

朝の最高の目覚めと共に見る景色は….

という感じで本当に最高でした。

人間にも野生の血がまだ残っているのか、
なんだか自然と一体化しているような気持ちに(笑)

改めて、自然と触れ合う時間は大切だと感じました。

「隣町まで」って一体どこですか?

到着の次の日、アンドリューが飲食店を出店したい場所があるというので、
視察に行くことに。

「お昼頃に出発ね」
という計画は悲しくも2時間おくれ、やっと出発。
「トレッキングの格好と、帽子と水の用意を忘れずに」
と登山にでもいくかのような説明が。

ん…!?隣町に行くだけなのでは??

と思ったのが間違いでした。

待ち受けるはアップダウンの激しい山登りコース。
歩いて30分くらいの気持ちでいましたが、
なんと山登りなみのトレッキングコースを1時間30分以上歩くというガチなコース。

アラサーにとってはキツすぎる…><

そんなこんなで山登りを続けていましたが、山からの景色は言葉が出ないほどの絶景。

これは、皆さんにもぜひきてもらいたい!!
と思いながらも、山登りできる人に限りますが…(笑)

ウガンダの文化体験トレッキング

ブニョニ湖の近くでトレッキングツアーもあるらしく、仕事の間に参戦してきました。

とはいえ前日に隣町までの移動でトレッキングは体験済み。
今回のトレッキングでは、ブニョニ湖の近隣の文化体験に焦点を当て、ツアーを組んでもらいました。

ここでとうとう出会うことができたのが、現地の「呪術師」と言われる方々。
某少年系漫画に登場してくるあれか…!?と思われるかもしれませんが、
いえいえ、全く違います。

今回お会いした呪術師さんは患者さんの使用用途に合わせて薬を調剤し、
処方してくれるお方。

この机にワッサーと乗っているのが薬に使用する薬草たち。
使用用途は病気に限らず、どんなものだって薬の力で治せちゃう。
それが呪術師さんの凄いところです。
(基本的に呪術を笑い話で済ませてしまう外国人には効能がないと言われています)

「何か困っていることはないか」

『あ〜、今回は旅路でトラブル多発でしたね(詳しくは第一部参照)』

「であればこの薬のコンビネーションだ!
   これを飲めば帰り道はお主を誰も邪魔する奴は現れないだろう」

『はあ…笑』
聞いてはいたものの、突然目の前で意気揚々と喋る呪術師さんに呆気に取られてしまいました(笑)

「他にザンジバルで悩みはないのか」

『女性が一人でいると声をかけられることが多くて困ってますね』

「残念ながら男よけの薬のコンビネーションはない!」

『ええ!ないの!?』

「しかしな、もしお主に恋のライバルが出たらこのコンビネーションだ。
これをライバルに飲ませれば、蜂が10匹飛んできて、蛇が喉に巻きついて
ライバルはいなくなる!!」

『いやいや…本当にどうなってるんだ(笑)』

隣にいるガイドのお兄さんをチラッと見ると、真剣な顔で聞いているんです。
いやいやいや…どこのおとぎ話だよ、と突っ込みたくなる気持ちを抑え、
呪術師さんにチップだけ渡して次の場所へ。

次に着いたのは、キヲスクのような小さいお店やさん。
ブニョニ湖周辺では、この灰色の飲み物を皆エナジードリンクとして飲んでいます。

現地で獲れるホップのようなものを発酵させて作っているらしく、
酸っぱいざらざらした感覚の飲み物です。
大きいコップに入れて頼み、4~5人と回し飲みをします。

休憩時間になるとみんなで飲み、また仕事に戻っていくのが日常だそうで、
さらに日が経つとアルコールが強くなっていくんだとか。
(残念ながらゴクゴクとは飲めませんでした…)

帰り道には、小学校や幼稚園もありました。

幼稚園の横を通ると、
「ハロー!ハロー!」と
ちょうど昼食を食べにきた子供たちが挨拶をしてくれました。

対照的にお隣の小学校は、なぜかシーンとしたまま。
どうやら給与の問題で、学校の先生たちがストライキを起こしているようです。
もう二ヶ月も学校が開いていないとのことでした。

なんともアフリカらしい…
日本は恵まれているなと思った瞬間でした。

最後の夜

最後の夜は、スタッフのみんなとトランプをして終わりました。
キャンプファイヤーをよこにトランプをするなんて、何年ぶりでしょう。

ここに着くまで本当に大変だったけど、来てよかったと思える
最後の夜を過ごしたのでした。

(明日が行きよりも大変な1日になるとは、この時全く思っていませんでした…)

というわけで、まだまだ終わらないウガンダ旅、次回はいよいよ第3部です。

一番のクライマックスが襲いかかる第3部もぜひお楽しみに!

※第3部はこちら